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  • 執筆者の写真Nier Katze

中年男性は半袖クールビズをやめよう。

かくいう私も、立派なな中年男性なのですが、そろそろあったかくなってくる時期ですので、いわゆる半袖クールビズに対する個人的な呪詛を書き連ねようと思います。

マジで、ほんとに世界中の中年は心に叩き込んでいただきたい。夏場を迎える前に少しでも多くの中年の心にとげのように刺さってほしいと思っております。ぐさりぐさりと刺したいです。


夏といえば、わたくしが社会人になったころはそれはそれは地獄の季節でした。

夏物スーツなんてものもありますが、長そでYシャツに上着ですよ。そりゃあ暑いですよ。

冷房ゴリゴリに効かせてほしいんですけど、そんな願いはたいてい無視されるわけで不快指数マックスですよほんと。


そんな中、クールビズなるものが出てまいりまして、ネクタイ外して上着も脱いで半袖で軽快にすごそう!冷房は28度!みたいな運動が始まったのです。


いい加減みんなこりごりというか、つらかったんでしょうね。老若男女問わずあっというまに広まったわけです。


でもね。ここで私はピンポイントに絞っていいたい。特に中年男性に。叩かれそうだから予防線も張りたい。私も中年男性です。決して若い奴がおっさん叩きをしているわけでも、おなごがおっさん叩きをしているわけでもありません。なので同類からの心からのアドバイスと思っていただきたい。

あと、夏のレジャー、野外作業等、熱中症等の危険性を避けるために半袖・薄着の方には言ってません。死にますから。あぶない。


これ重要。熱中症で死ぬひともいるんだぞと叩いてきそうな人いそうだから何度もいっておきます。「冷房かかってるオフィスワーカーのくせに半袖なんかでぷらぷら働いてる無神経オフィスワーカーの中年男性」に言っております。


とりあえずおっさんは半袖クールビズはやめろ。


以下、理由を書きます。ストレートな表現になります。はっきり言わないとわからないでしょうから。



・くさい


はっきりといいます。夏場の上着はなんのものか。汗からくる体臭、特に加齢臭交じりの体臭を封じ込めるものです。


半袖であなたはすっきり爽快でしょう。それはそうだ。しかし、あなたの脇から極めて短距離でぶった切られたその半袖からは容赦なく体臭が流れ出します。


個人差はあるでしょう。あなた自身の体臭にあなた自身は慣れ切ってしまっていて気づかないかもしれません。


しかし、よほど特殊な性癖な方でなければかなりの不快感があります。


わたくしも個人的には体臭ないほうだとは思うんですよ。彼女にもかなり真剣に聞きましたが(絶対に傷つかないし、正直に言ってほしいと強く強く訴えました。しつこく。)あんまり気にならないそうですし。


しかし、無いわけではありません。特に夏場は。洗濯物みたらわかる。


夏場に集まると、特に室内なんかではかなりきついことあるんですよ。そして明らかに半袖野郎が増えると悪化するんですよ。


想像してください。ジョンレノンのあの歌といっしょです。イマジンです。習いましたよね学校の英語の授業で。「想像してみよう‥●●のせかいを」みたいなあれです。

トイレにドアがない建物とか、そういうやつを想像してください。便器にも蓋があります。個室のほうは分かれてますよね。ドアがあって。なんでですかね。見られないためですかね?それもありますけど一番は匂いですよ匂い。外に出ないようにしてるのです。

食堂のど真ん中に便器丸出しの壁無しドア無しトイレとか設置しないですよね。いやでしょ。


半袖はドアがないトイレみたいなものです。しかも水洗じゃない奴。あるでしょ簡易設置型のやつ。あれがドア全開でおいてあるようなものです。


なので、毎日百回唱えてください。「上着は匂い防止」


これも叩かれそうなので予防線ですが、「そもそも体質的に体臭きつい人」に対して、外に出るなとか言ってるわけではありません。それはしょうがないですから。

野外で働くひとにも言ってません。命にかかわりますから。暑いし。

レジャーで半袖の人とかにも言ってません。野外ですから。空気がとどまりませんし。気にならないです。


狭い室内で働く連中は防ぐ努力をしろということです。特に中年男性は。年取ってくると匂うんですよ。誰でもです。例外なくです。気遣いをしましょう。犬でも匂ってきたら洗いますよ。ましてやあなた方万物の霊長とかいってる人類でしょう。気を使いましょう。



・汗


汗かかないひとはいません。人間汗はかきます。蒸散といいまして液体が蒸発する際に熱を奪う効果で体温を下げようとする動きだそうです。すばらしき人体の作用ではございますが、当然きれいなものではありません。お洋服につけば定期的に洗わないとえらいことになります。


半袖クールビズは当然のことですがうでが露出します。あたりまえです。


私をはじめとして、世の中年男性は満員電車にのります。通勤するからです。時間ジャストに会社にいないとピーピー文句言うバカが多いので、必死で寝起きゾンビのようになりながらぎちぎちに詰め込まれて搬送されます。


さて。ここで問題ですが、人体のすばらしき体温調節機構によって露出された腕からは汗がでます。その腕は容赦なく電車内で他の人間に触れます。あたりまえです。ぎちぎちだから。


ここで声を大にして言いたい。「ほかの人間の洋服はお前のタオルじゃねーんだよ」と。


液体は布に触れるとどうなるでしょうか。吸い込まれます。お風呂あがりのバスタオルと一緒です。


あなたの汗は、油分、塩分その他の多くの体内由来成分を含んだ清潔とは言えないその液体は容赦なくほかの人間の大事な大事なお洋服を汚すのです。


どうしてもどうしても半袖がいいんだという方、うるさいうるさい俺はそれでも半袖がいいんだという方にお勧めなのは布団圧縮袋、もしくはゴミ袋です。中央に頭が通る穴をあけてかぶりましょう。それなら100歩譲って許さなくもないです。駅に着いたらゴミ箱にすてましょう。ゴミ袋をゴミ箱に。



・TPOは無視して良いです


私はいわゆる「やっぱりスーツじゃないと」みたいな思想はありません。ぶっちゃけ長そで上着ならなんでもいいんですよ。鋲がついてようが、レザーであろうが、きんきらきんのラメ付きスーツであろうがなんでもいいのです。


とにかくなんでもいいから上着を着ろ。それだけです。長そでの。




ということで、これから夏を迎える世の中のすべての中年男性に届くことを願って筆をおきます。


マジでほんとに刺さってほしい。ぐさっと。



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