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  • 執筆者の写真Nier Katze

怖い話が病的に好きなはなし

タイトルからしてとてつもなくバカなうえに、頭が悪そうな感じなのですが


好きなんですよ・・・。怖い話。


前に「世界がおわりそうだったころのはなし」っていうのを書きましたけど、ムーですよ?読んでたのが・・・。好きなわけですよそういうのが。お化けとか妖怪とか宇宙人とか・・・。




時は昭和までさかのぼるのです。わたくしがまだ小学生だったころ。


わたくしにはわたくしにあんまり見た目は似ていない二つ下の妹がいるのですが、ふたりして怖い話がものすごく好きだったんですよ。


夏休みは「あなたの知らない世界」

時々あるUFO特番、怪談特集はかならずチェック

怖い漫画、怖い話体験談の本はお小遣い出し合ってシェア


バカですよ。貴重なお小遣いと時間をわれわれ兄妹はかたっぱしからこういうものに費やすわけです。


がたがたブルブルなって、夜に一人で寝れなくなり、二人でこたつにこっそりもどり、また怖い話をみて母親に怒られるみたいな感じです。


同級生はドラゴンボールみて、サッカーやって・・・みたいな中、われわれはひたすらこういうものを追い求めていました。


※ 余談ですが、先日小学生になった甥っ子(妹の子)が、われわれと同様に怖い話動画なんかを漁っていて微妙なきもちになりました・・・





小学生の時はまだよいのですが、われわれはあまりに多くのものを見すぎてしまい、中学以降、より過激な怖い話を求めていくことになるわけです。だってもう普通の話じゃ怖くないんですよ。


もうあれですよ。辛いもの好きな人とか、覚せい剤中毒でどんどん量が増えていくのに似ているのかもしれません。





大まかに分類していくと、怖い話はまず二つの分野に分かれるのです。


 1・実話系

 2・創作系


の二つです。これにさらに細かいジャンルにわかれていきます。例えばですが、


 1・見た目でこわがらせる

 2・ストーリーでこわがらせる

 3・聞いてしまったがゆえにふりかかるかもしれない災いにこわがる


みたいなかんじで分かれていくわけです。


1の見た目系ですと、グロ系とかの怖いものや心霊写真になっていきますし、2ですと漫画や実話体験談系、3はいわゆる「これを聞いた人には一週間以内に」みたいなやつになります。


分類はもちろんこんな単純なものではなく、もっともっと多くの分類にわかれていきます。


※ 松谷みよ子さんという児童文学者の方が現代民話考という形で現代に流布している怖い話をひたすら集めて分類した書籍があるのですが、これなんてほんと最高・・・。

似たようなコンセプトの本だと新耳袋なんかもいいんですけど、こっちのほうがなんともいえない不気味さがあってわたくしの好みでした。





長じて高校大学あたりになり、しまいにはわれわれ兄妹は「なぜわれわれはおばけがみえないのか」「あえないのか」という根本に至り、フロイトだの精神医学だのまで引っ張り出して「怖いってなんだ」とかえんえん考えるに至りました。


※ フロイトの精神分析入門とか、夢診断や、精神医学書の「精神分裂病」(いまは統合失調症と呼びます)の部分の実際の症例の部分などにはいわゆる怪奇現象に分類されるようなものも多いのです。




こうなるともう、怖い話をふつうに楽しめなくなってくるわけですね・・・・。幻聴や幻覚なんじゃないかとか、似たような話聞いたなーこれ創作か・・・とか・・・。




いまだに怖い話大好きなんですけど、「ガタガタ震える」とか「怖い話きいたからねれないー」とか聞くと、ちょっとほんとうらやましいんですよ。われわれくらいの怪談マニアになるとまず分類から入ってしまって、残念なことに大半がなんらかのお話の系統にまとまっちゃうんです。そうなると「怖がる」っていう状態にならないんですね。



※ それこそ古典でいえば日本霊異記とかから残ってるわけです。むかーーーーしからこういう話を集めようっていうバカな人が結構いるんですよ。よろこんで読みまくるバカ(われわれみたいなの)もきっと絶えることなくたくさんいたんでしょうね・・・・。




できれば幽霊なんか一回でいいからお会いしてみたい・・・・。いろいろ聞いてみたくないですか!?


 1・なぜ音を出したり物を壊したり、人を不幸にする能力があるのにもかかわらず


   2・根本の原因に復讐せずにたまたま出会った人を驚かすのか

   3・暗がりからびっくりさせるよりも、もっと自分の願いをわかりやすく伝える気がなぜにないのか。

   4・それだけの力があるのであればもっと他にやりようがあるのではないか。


あたりはぜひ聞いてみたいんですよ。すごいじゃないですか幽霊。めっちゃくちゃ不幸な目にあわせたりするじゃないですか。関係ない人とか。


なのに、なぜか根本の原因になった人にはなにも・・・みたいなの多いんですよね。もちろん復讐したうえでさらにとばっちりのように周りを祟るとかもあるわけですけど。


あと、電気系統をダメにするじゃないですか幽霊。あれも謎なんですよ。


  1・どうやってスイッチやら、内部の電気系統をコントロールするのか。

  2・テレビやラジオや電話に干渉する話も多いけど、どうやって???電波発信!?わざわざテレビやラジオの周波数に合わせて電波を干渉させるくらいなら直接話さないのはどうして?!


みたいに際限なく疑問がわくんですよ。


なんか詰めがあまいんですよ。「この話きいたひとには一週間以内に・・・」系もそうなんですよ。


本になって、何万部って発行されてたりするわけでしょ。まあそれいろんな人が読んだとしてですよ。


どうやって全部まわるねんってなるんですよ。一部でもいいですけど、それでも回りようがないんですよ。分裂するの!?みたいな・・・。




なんかこう、心から震えるみたいな怖い話はないですかねえ・・・・。

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